
札幌出張もいよいよ3日目。仕事は佳境に入りつつありますが、やはり朝食は一日の大切なスタート。特に、ホテルでの朝食ビュッフェは、旅の小さな楽しみの一つですよね。普段は自宅でサッと済ませる朝食も、出張中は非日常感の中で、ゆっくりと味わうことができます。
今朝も早起きして、ホテル併設のレストランへ。ずらりと並んだ料理を眺めながら、今日何を食べようか考える時間は、まさに至福のひとときです。和食派か洋食派か、人それぞれ好みは分かれると思いますが、私は断然、焼きたてのパンとコーヒーがあれば幸せなタイプ。
中でも、私の朝食ビュッフェでの「推し」は、何と言ってもクロワッサンです。あの、幾重にも重なった層が織りなすサクサクとした食感、そしてバターの芳醇な香り。考えるだけで、もうたまりません。今日も、焼き立てらしき美しい黄金色のクロワッサンが、バスケットに山と積まれているのを見つけて、思わず顔がほころびました。
もちろん、クロワッサンを手に取り、まずはそのままで一口。期待を裏切らない、外はパリパリ、中はもっちりとした食感に、口いっぱいに広がるバターの香ばしさ。ああ、これこれ!この幸せな食感と香りが、出張の疲れを癒してくれます。
ビュッフェ台からは、他にもいくつかチョイス。ふわふわのスクランブルエッグには、定番のケチャップをたっぷり。ジューシーなソーセージと、香ばしく焼かれたベーコンも添えて、見るからにエネルギーが湧いてきそうな、完璧な洋食プレートが完成です。奥には、彩りの良いサラダも少しだけ盛り付けて、栄養バランスも意識(しているつもり)です。
しかし、ここで一つ、私の心残りがありました。それは、この大好きなクロワッサンを、カレーに付けて食べたかったこと。実は私、クロワッサンをカレーのルーに浸して食べるのが、密かな、そして最高の贅沢なんです。サクサクのクロワッサンがカレーの旨みを吸い込み、独特の食感と味わいが生まれる…。これが本当に美味しいんです!
ですが、残念ながら、今日のビュッフェにはカレーの用意がありませんでした。洋食メニューが豊富なホテルでは、朝食にカレーがないことも珍しくありません。分かってはいるものの、目の前のクロワッサンを見るたびに、「ああ、ここにカレーがあったらなぁ…」という思いが頭をよぎってしまいます。
それでも、もちろん目の前の料理はどれも美味しく、出張中の貴重な栄養補給です。スクランブルエッグをクロワッサンに乗せてみたり、ベーコンと一緒に食べたりと、色々な組み合わせを試しながら、美味しくいただきました。
美味しい朝食をしっかりと摂ることで、午前中からの仕事にも、より集中して取り組むことができます。旅先での食事は、時に気分転換になり、時に新しい発見をもたらしてくれるもの。今日の朝食は、大好きなクロワッサンを存分に味わうことができ、さらに「カレーに付けたい」という、ちょっとした欲求不満も感じさせてくれる、印象深い朝となりました。
出張も残り少なくなってきましたが、美味しいものを糧に、最後まで気を抜かずに頑張ろうと、改めて気合を入れ直した、出張3日目の朝でした。次にカレーがあるビュッフェに出会えたら、迷わずクロワッサンを浸して食べようと心に誓った、そんな朝の出来事でした。