
札幌での充実した出張から無事帰宅! しかし、楽しい思い出と引き換えに、体には少なからず疲労が蓄積されています。新千歳空港で最後の北海道グルメを堪能したとはいえ、やはり慣れない土地での移動や緊張感は、想像以上に体力を消耗させるもの。こんな時は、心身を癒す最高の「ご褒美飯」が不可欠です。
私が疲労回復のために真っ先に思い浮かべるのは、スパイスの効いた美味しいカレーと、ジューシーなシシカバブ。普段からカレーは大好きですが、疲れている時こそ、その奥深い香りと味わいが、心にじんわりと染み渡るような気がします。
今回は、自宅近くのお気に入りのインド・ネパール料理店へ直行。お店の扉を開けた瞬間に漂う、芳醇なスパイスの香りが、すでに疲れた体に活力を与えてくれるようでした。メニューを眺めながら、あれこれ迷うのも楽しい時間ですが、今日の気分はもう決まっています。
まず注文したのは、定番のバターチキンカレーと、熱々のナン。運ばれてきたバターチキンカレーは、食欲をそそるオレンジ色。上には白い生クリームと、とろけるチーズがたっぷりとかかっており、見た目にも豪華です。一口食べると、トマトベースの濃厚なコクと、バターのまろやかさ、そして複雑に絡み合うスパイスの香りが口いっぱいに広がります。辛さは控えめながらも、奥深い旨みがたまらない。まさに「飲むように食べられる」至福のカレーです。
熱々のナンは、外はパリッと、中はもちもちとした理想的な焼き加減。この焼きたてのナンでカレーをすくい、口に運ぶ瞬間がたまりません。カレーの濃厚なソースがナンにしっとりと染み込み、互いの美味しさを最大限に引き出し合っています。札幌出張で酷使した脳も、この美味しさでリラックスしていくのがわかります。
そして、もう一品、今日の主役とも言えるのが、熱々の鉄板でジュージューと音を立てながら運ばれてきたタンドリーチキンとシシカバブの盛り合わせです。見るからにスパイスがしっかりと効いていそうな、食欲をそそる赤色がたまりません。

まずは、大きなタンドリーチキンから。ナイフを入れると、ホロホロと柔らかく、中までしっかりと火が通っているのがわかります。一口食べると、ヨーグルトとスパイスに漬け込まれた鶏肉の旨みが口いっぱいに広がり、ジューシーな肉汁が溢れてきます。香ばしい炭の香りが食欲をさらに刺激し、まさにやみつきになる味わいです。添えられたレモンを絞ると、さっぱりとした酸味が加わり、また違った表情を見せてくれます。
そして、今回の密かな楽しみだったのが、このシシカバブ。細長い棒状で、見るからにスパイスが効いていそうな鮮やかな赤色。一口食べると、ミンチされたお肉の旨みと、ガツンとくるスパイスの香りが絶妙にマッチし、食べ応えも抜群です。ビールがあれば最高だろうな、と思いつつも、今日は身体を休める日なので、ひたすらカレーとカバブのハーモニーを堪能しました。
札幌での仕事は非常に充実していましたが、やはり慣れない環境での移動や、頭を使う作業は想像以上に疲労を伴います。そんな時だからこそ、普段から好きなものを、心ゆくまでゆっくりと味わう時間が大切だと改めて感じました。スパイスの効いた料理は、身体を温め、新陳代謝を促してくれる効果もあると言われています。まさに、疲労回復にはうってつけの選択でした。
美味しいカレーとシシカバブを堪能し、お腹も心も満たされたおかげで、出張の疲れもどこへやら。明日からはまた新たな気持ちで頑張れそうです。皆さんも、日々の疲れを感じた時には、ご自身の「ご褒美飯」で心身を癒してみてはいかがでしょうか。きっと、明日への活力が湧いてくるはずです。