2025.05.17夜:札幌出張二日目の深夜に染み渡る!酔い覚ましにも最高の「至福の塩ラーメン」

札幌での出張、二日目を迎えました。昼間は会議、そして夜は取引先との会食と、充実しつつも、やはり気の張る一日。ホテルに戻ってきた頃には、すでに深夜の帳が下り、体は心地よい疲労感に包まれていました。普段ならすぐにでもベッドに直行したいところですが、なぜか今日は、もう一踏ん張りしたい気分。

こういう時、不思議と無性に食べたくなるものがあります。それは、やはり「ラーメン」ですよね。特に、飲んだ後の〆の一杯は、なぜあれほどまでに魅力的なのでしょうか。札幌の夜の街を少しだけ散策し、ふと目に留まったラーメン店の暖簾をくぐってみることにしました。

店内は、深夜にもかかわらず、賑わいを見せています。地元の方らしきグループや、私と同じように出張で来ているであろうビジネスマンなど、様々な人がそれぞれの夜を締めくくっていました。メニューを眺め、定番の味噌ラーメンにも惹かれましたが、今日の気分は、この疲れを優しく癒してくれるような、あっさりとしつつも奥深い一杯。迷わず「塩ラーメン」を注文しました。

待つこと数分、目の前に運ばれてきたのは、期待を裏切らない美しいビジュアルの一杯! 白い器に注がれたスープは、キラキラと輝く黄金色。その上には、薄切りで大判のチャーシューが堂々と一枚、その隣にはシャキシャキとした食感のネギがたっぷり、そしてメンマと海苔が添えられています。何よりも目を引くのは、スープの表面に浮かぶ、細かな油の粒。これが、深いコクを生み出しているに違いありません。

まずは、熱々のスープを一口。

レンゲでそっとすくい、口に含むと、最初に感じたのは、まさに「これだ!」と膝を打つような、優しくも奥深い旨みでした。透き通った見た目からは想像できないほど、しっかりとコクがありながらも、しつこさのないクリアな味わいです。動物系の旨みが凝縮されつつも、洗練された塩加減が、全体を品良くまとめています。日中の緊張や、会食で少々疲れた胃に、この優しい味がじんわりと染み渡るのが分かります。まるで、心身のデトックスをしてくれるかのような、そんな感覚です。

次に、麺をすすります。細めのストレート麺は、スープとの絡みが抜群。一口食べると、麺のコシと小麦の香りが、スープの奥深い味わいと見事に調和し、つるつると箸が進みます。この麺だからこそ、この透き通ったスープの繊細な味わいを余すことなく楽しめるのだと実感しました。

そして、大判のチャーシュー。薄切りながらも、口に入れるとホロホロと崩れるほど柔らかく、肉の旨みが凝縮されています。スープに浸して食べると、チャーシューの脂とスープの旨みが混ざり合い、さらに奥行きのある味わいに。シャキシャキのネギは、その清涼感が箸休めにもなり、たっぷりのメンマも、食感と風味の良いアクセントとなり、最後まで飽きることなく美味しく完食できました。海苔もスープに浸して、磯の香りを加えるのもまた一興です。

深夜に食べるラーメンは、罪悪感を感じることもありますが、この一杯は、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるほどの満足感を与えてくれました。疲れた体と、少々お酒が入った頭に、温かいスープが染み渡り、明日への活力が湧いてくるのを感じます。まさに、札幌出張二日目の夜を締めくくるにふさわしい、至福の時間でした。

札幌には数えきれないほどのラーメン店がありますが、もし深夜に小腹が空いた時、あるいは一日の疲れを癒す一杯を求めているなら、ぜひ今回のような塩ラーメンを試してみてください。きっと、あなたにとっても忘れられない「深夜の至福」になるはずです。

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